回転寿司の最大手・あきんどスシローが手がける、目新しい新業態の店舗である「ツマミグイ」が東京・中目黒にオープンした。今までは郊外を中心で展開をしていたスシローだが、今回出店した新業態は、初の都市部への出店となっている。既存のスシローとはどういった違いがあるのだろうか。
コンセプトは「つまみぐい」!?
回転寿司といえば、家族連れで賑わう店内やベルトコンベアに乗って流れてくる様々な寿司をイメージするだろう。しかし、今回スシローが出す新業態の「ツマミグイ」は、その名の通り、「つまみぐい」をコンセプトにしている。店内は有名デザイナーの佐藤ナオキ氏が率いる、nendoが監修しており、回転寿司のレーンやカウンターなどもなく、ワインが並べられたカウンターの下にはズラリと前菜がもりつけられた小鉢が並んでいる。ここでは、メイン料理がくるまでに「前菜ツマミグイ」と名づけられた小鉢(各300円・税別)を自由にとってきて“つまみぐい”するというものだ。
ターゲットは20代~40代の女性!!
今回のターゲットは20代~40代の女性ということで、店内はオシャレなカフェ風のデザインとなっているだけでなく、看板メニューの17種以上あるロール寿司は、食べ易いように一口サイズになっている。価格は2貫で100~300円と比較的安価である。また、タッチパネルを使い、「炙る」、「トッピングする」などの寿司のカスタマイズが可能となっている。客単価においてはアルコール類を充実させており、ワインも16種類を用意していて、ディナーで4000円と、既存店の4倍強を見込んでいるようだ。
ワインを飲みながら寿司をつまむと、気分は海外から逆輸入された寿司店に来たような気分になれるだろう。