子育ても落ち着いて、仕事に復帰しようと思うが離職してから時間が経っているため、なかなか就職に踏み出せないという50歳前後の女性は多いのではないだろうか。
そこで、人材紹介のビースタイル(東京・新宿)は、「アラフィフ」世代の主婦をターゲットとしたインターンシップ(就業体験)を開始した。
主婦の活躍は少子化対策にも!?眠れる人材の活用へ。
同社はインターンシップに特化した情報サイト「ウェルカムインターン」を開設。
ビースタイルが運営する就職情報サイト「しゅふJOB」内にリンクを設けて飲食業やサービス業を中心に求人を掲載しており、雇用形態についてはパートが基本となっている。
アラフィフ世代の主婦の大半は離職してからのブランクが長く、再就職への不安が大きいと考えられているため、インターンへの参加企業に対して、同社は「憲章」という名称で、通常の人材で採用とは違う評価軸を設けるようにしており、たとえば、地域のボランティア歴や子供の学校でのPTA活動などを評価項目に入れているほか、就職後に仕事の相談についていつでも乗るサポーターを社内に置くことなどを盛り込んだ。
人材不足が少子高齢化などの影響で深刻化している中、企業はパートの時給を引き上げるなど離職を防ぐ工夫を行っている。
ただ、こうした人材不足が続く中でも就業意欲の高いアラフィフ世代の女性の活躍が期待されており、再就職の不安を払拭することで隠れた人材を発掘できるかもしれない。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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