来春卒業予定の学生の就職活動がついに正式スタートとなった。
既に説明会や面接の予定を得るために動いている学生も多いだろう。
今年も昨年に続いて就職しやすい売り手市場で、企業側は早く良い人材を確保するために活発に動いているようだ。
ただ、中には実際の待遇とは異なる「ブラック求人」がまぎれているようだ。
書いていた内容と違う!!クレーム殺到のブラック求人とは!?
千葉市の幕張メッセでは3月1日、リクルートキャリアの合同企業説明会が開催されていた。
早朝で静岡県から幕張メッセの会場に訪れた学生は、この日が初めての就活だという。また、既に企業のインターンシップに参加して2時面接を受けたという学生もいた。
今年の選考解禁は6月からで、昨年より2ヶ月早いようだ。
説明会の期間は短い、いわゆる「短期決戦」で、学生も企業もそれぞれスタートダッシュの傾向があるようだ。
そうした中、ここ数年で目立ってきているのが「ブラック求人」だ。
ブラック企業という言葉は浸透してきたが、まだ聞きなれない「ブラック求人」とは何なのだろうか。
これは求人情報に嘘や曖昧な表現を使って実際とは違う好条件で入社させようとする手口で、2014年度には求人の記事内容についてハローワークに寄せられた苦情などは1万2千件に及んでいたそうだ。
表に出ているのは氷山の一角!?ブラック求人はあふれ返っている。
若者の雇用問題に取り組むNPO法人「POSSE」の今野晴貴代表は「この1、2年間で『詐欺求人』が増えた」と話す。
一般的な企業でもでたらめな内容を書くことも多いようで、特に増えているのが「固定残業代」をめぐる相談だ。
「月額20万円」の場合、「基本給15万円」と「営業手当て5万円」が払われたが、時間に見合った残業代が支払われていない。そもそも仕事内容が記載していたものと違うなどといった苦情が増えているそうだ。
しかし、これらはまだまだ氷山の一角で、入社後に我慢して働いているという人は多いという。
対策としては求人内容だけではなく、やはり実際に面接で確認を行うことが重要になってくるのかもしれない。
【「ヤフーニュース」より一部抜粋。】