中東の観光客がタイに増えつつある!?注目が集まるタイ。

中東の観光客がタイに増えつつある!?注目が集まるタイ。

観光大国のタイでは、年間約3000万人の外国人が訪れており、医療ケアやショッピングなど目的は様々だが、じわじわと観光客数が増えているようだ。

 

LCC就航も追い風に。買い物、医療で呼びこみ。

タイの首都バンコクでは、地下鉄や商業施設にて外国人の姿をよく見かけるだろう。

イスラム教徒がタイに訪れることが増えており、イスラム教徒向けにハラル対応レストランが集まる一角がある。

イランから訪れたマハムド・ミロセイニさん(63)は、「タイは気候がよく、安くで買い物ができる」と語っていた。

食べ物に関しては制約があるものの、タイにはアラブ料理店やペルシャ料理店があるため食にも困らないようだ。

タイ観光・スポーツ省によれば、2015年にタイを訪れた中東の国籍の人数は14年度比10%増で日本人旅行者の半分に当たる数がタイに旅行をしているようだ。

着実に増える市場に観光業界も着目しており、LCCのタイ・エアアジアXは、初めての中東路線となるバンコクとイランの首都のテヘラン、オマーンの首都マスカットを結ぶ路線を新たに就航し、バンコクの病院で治療を行うツーリズムなどの需要が見込めるとして期待が高まっている。

実際にバンコク都心の総合病院では入り口近くに「アラブ人専用ヘルプデスク」が設置されているほか、院内のいたるところにはアラビア語が併記されており、中東からの患者の受け入れも意欲的だった。

また、タイ観光庁は、イスラム教徒の礼拝の方角を示すコンパスとハラルレストランの一覧を含むスマートフォンアプリを提供しており、利便性が高いことからもよりタイへの訪問者は増えそうだ。

【「日経MJ」より一部抜粋。】


関連記事

カリスマ店員が実店舗とネット通販を繋げる!?

東急モールズデベロップメント(東京・渋谷)は、運営するファッションビル「109」のウェブサイトを刷新するとしている。 各テナントで多くの顧客を抱えている「カリスマ店員」の発信力を活用して実店舗はもちろん、コーディネートを […]

詳細を見る

スマホアプリで保育士さんの悩みを軽減!?

人材不足が嘆かれている保育士は、休暇もとりにくいといわれている。 また、毎日、保育園にくる子供達と行う日々のお遊戯を考えたりと苦労しているようだが、そんな保育士さんの悩みを軽減できるスマートフォン(スマホ)向けアプリの配 […]

詳細を見る

ホテル稼働率の低下続く。円高が影響か。

梅田の街並み

東京や大阪の主要ホテルで好調だった客足が減退している。 5ヶ月連続の前年割れとなっており、夏の旅行シーズンに訪日外国人や家族客を取り込みきれなかったようだ。   訪日外国人の郊外流出や円高が影響!?ホテルの客足 […]

詳細を見る