東京五輪が4年後に迫っている中、長い再開発事業がついに完了を迎えることになりそうだ。
日本の首都はどういった変化を遂げるのだろうか。
増える「摩天楼」。水の都復活も!?
東京モノレールの発着駅がある浜松町では、不祥事に揺れた東芝のビルを野村不動産などが五輪後に再開発する方針で、周辺の運河には船着場もつくるとしている。
そして2030年の東京では、品川方面では今まで無かった高層ビル群が広がっており、JR山手線の「新駅」が広がっている。
その「新駅」の隣の品川駅では、リニア中央新幹線がオープンしていることだろう。
新橋駅西口では野村不動産などが複数のビル開発計画を行っており、20年半ばにも完成する見通しだ。
南口ではパリのシャンパリゼ通りのようにする「東京シャンゼリゼプロジェクト」が森ビルが進めている。
前回の五輪で整備された首都高速道路については、日本橋周辺の首都高を地下に通して撤去する方向で検討しており、実現すれば、新たに親水空間が設置され、「水の都」がよみがえると期待されている。
日本橋では三井不動産が東京五輪の直前に高層ビル2棟を完成させ、20年以降も複数の再開発計画が走りだす。
このほか、JR東日本が2千億円をかけて駅の改良工事を進めており、東京地下鉄(東京メトロ)も500億円を投じて22年までに銀座線の全ての駅をリニューアルする。
ただ、2030年にこのような高層ビルが立ち並ぶ姿は圧巻ではあるが、その景色は味気ないものとなる。
人々はあえて路地裏に行き、雑多な雰囲気を楽しむようになっているのかもしれない。
どちらにしろ、この先、わが国の行方が気になるところだ。
【「日系MJ」より一部抜粋。】
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