コンビニ業界の競争は依然として激しく、大手コンビニエンスストア各社ではドーナツと合わせてコーヒーの販売を強化するほか、通販で購入した商品をコンビニの店頭で受け取れるようにするサービスを始めるなどサービスの強化を進めている。
一方で、コンビニ本来の商品で勝負しようとしているのは、ミニストップだ。
ミニストップは女性向け商品として新たなサンドイッチを発売し、主に女性の集客を図るようだ。
野菜たっぷりサンドイッチで女性を集客なるか!?
介護や看護など不規則な仕事をしている女性にとっての悩みは食事が偏りがちといったところではないだろうか。
ついついサッと食べられる食事としてインスタント麺などになっており、野菜不足などで頭を抱えている人も多いだろう。
そうした女性をターゲットにしているのが、ミニストップが発売した「野菜を食べるサラダサンド」だ。
気温が上昇し需要が伸びるとされる春から夏にかけて販売を行い、女性客を取り込む狙いだ。
女性や健康志向の顧客向けに、具材の大半に野菜を使い、片手でサラダを食べられるといったイメージにしている。
「ロメインレタスのシーザーサラダサンド」(298円)は、ざくざくとした食感のロメインレタスに加え、チーズやにんにく、アンチョビを入れたサンドイッチとなっている。
特性のシーザーソースが野菜の味を引き立たせており、女性に人気の商品になることが予測される。
パッケージにも皿に盛り付けたサラダの写真を使うことで、野菜を多く使うとしてアピールをしている。
今後も同シリーズの新商品を随時発売するとしており、今後、定番の「たまごサラダ」と「ツナサラダ」についても刷新するという。
女性の社会進出が顕著になっている現代において、こうした女性をターゲットにした商品は今後も増えていきそうだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】